ナチュラリスト志願

ナチュラリスト目指して修行中の生きもの大好き人間が、フィールド(近所の公園、奥多摩、高尾山、時に遠くの山々)で出会った生き物たち

今日の公園 2021年2月28日(日) 春です

1週間ぶりの公園。ちょっと歩いてみると、この1週間ですっかり春になった感じでした。

日陰でじっとしていると、さすがに身体が冷えてきますが、日差しはかなり強くなってきています。芽吹き始めた樹々や草花で、色のなかった冬景色にそこはかとなく色が付き始めている。

池周りではラクウショウの雄花をついばみに来ているたくさんのヒヨドリの中にヒレンジャクがおり、テングチョウもはっきり確認できた。

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テングチョウ

シナマンサクに替わりマンサクが満開となり、ミツマタやトサミズキも咲き始めていました。

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満開のマンサク

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ミツマタ

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トサミズキ

 

今日の公園 2021年2月28日(日) 椿菌核病(ツバキキンカクチャワンタケ) 

ツバキ樹下のキノコ(ツバキキンカクチャワンタケ)ばかりに気をとられていた。園芸の世界ではやっかいな病原菌として知られていることは知っていたが、どんな被害なのかよく観察していなかった。

先日ツバキキンカクチャワンタケのキノコ(子実体)を見つけた白いツバキの花の様子を見てみると、こんなのがあちこちに。

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椿菌核病(花腐れ病)に感染したと思われる花

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椿菌核病(花腐れ病)に感染していると思われる茶色の花があちこちに見られる

この樹の上で茶色になっているのが、ツバキ菌核病に感染した花だと思われるのですが、ずいぶん高い場所で咲いている花も茶色くなっている。

キノコが出ていたのは、枯れ葉の厚い層の下。そこから胞子が飛んで、樹上の高い場所に咲いている花にまで達するということになる。

もっと多くの樹を観察してみたい。

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ツバキ菌核病(花腐れ病)に感染して落ちたと思われる花のアップ

 

今日の公園 2021年2月22日(月) お馴染みの春の雑草

今日は5月頃の陽気だった。お天気がよくてキラキラしている感じで、春の雑草がまばゆかった。

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オオイヌノフグリ            ヒメリュウキンカ
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ヘビイチゴ               クサノオウ
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ハコベ              オニタビラコ
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ヒメオドリコソウ              ホトケノザ

 

今日の公園 2021年2月21日(日) 再びツバキキンカクチャワンタケ

ツバキに特異的なキノコで(サザンカにも発生します)、時期と湿度が合えばかなり高い確率で見ることができます。

別の場所でも出ているはずと探したところ、小さいけど出ていました。白い花がたくさんついている樹の下でした。

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ツバキキンカクチャワンタケ
(キンカクキン科ニセキンカクキン属)

観察仲間に聞かれて上手に答えられなかったので、ツバキキンカクチャワンタケの生態の復習です。

  • 子嚢盤から噴射された子嚢胞子は、近くに落ちている花の上で発芽し、菌糸を生じる。
  • 菌糸は花の組織を分解して生長し、晩秋には菌核となる。
  • 再びツバキの咲くころ、キノコを生じる。
  • 菌核内部には宿主である花葉組織の残片が認められる。

 (『「山渓カラー名鑑・日本のきのこ」増補改訂版、山と渓谷社、2012年』より)

 

ツバキキンカクチャワンタケを探していて、気づかずに触ってしまうと白い煙がただようように立ち上ることがあります。これが「子嚢盤から噴射された子嚢胞子」ですね。常々この様子を動画に撮りたいと思っているのですが、いつも失敗しています。

 

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ツバキキンカクチャワンタケ

1枚目の写真のキノコの全体像です。柄がかなり長いです。左側の黒っぽい塊が菌核。

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ツバキキンカクチャワンタケ
探したらもう一つありました。子嚢盤が直径2mmくらい。

「春だなぁ」というキノコですが、ツバキの病害菌としても知られており、被害樹は「ツバキ菌核病」と言われるそうです(「ツバキ花腐れ病」とも言うらしい)。花蕾や花弁に胞子がつくと、茶色のシミを発生させ、早期に蕾や花が落ちてしまい、そうなると鑑賞的価値がさがってしまうというもの。また、実を結ばないとも。

(参考:園芸四方山話第9話 http://hort.club/horticulture/Ciborinia.html
    石川県農林総合研究センター・防除室だよりVol.15  
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/noken/noushi/boujositsu_dayori/documents/boujo15.pdf

 

『日本のきのこ』には上記のように「近くに落ちている花の上で発芽し」とありますが、胞子は風にのって上まで舞い上がり、落花だけでなく蕾や咲いている花の上でも発芽するということでしょう・・・。

今まで見たツバキの樹の花は、どれくらい「花腐れ」になっていたのかどうか?
樹の下ばかり見ていて、咲いている花がどれくらい菌による影響を受けているか見ていませんでした・・・。

 

 


 

 

今日の公園 2021年2月21日・22日(日・月) 暖かい陽気にチョウが飛ぶ

21日は昼過ぎには気温が20℃以上になった。22日はさらに25℃くらいの体感温度でした。

この暖かさで、昨日・今日は越冬していたチョウがあちこちで舞っていた。ウラギンシジミ、キタテハ、本当にどこにいたのかと思うくらい、何頭も飛んでいた。そして、はっきり確認できなかったが、たぶんテングチョウ。

持っているデジカメでは飛んでいるチョウや遠くのチョウは撮れないので、止まっていたキタテハの写真のみです。

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キタテハ(21日、△公園)

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キタテハ(22日、△公園)

22日は、観察仲間によれば、テングチョウとモンシロチョウを確認し、ゴマダラチョウの幼虫が枝にあがってきていたとのこと。

さらに、観察園ではオツネントンボが見られたとのこと。

これだけの陽気になると、昆虫も越冬から覚めて出てくるのですね。

 

今日の公園 2021年2月5日(金) ミノウスバの卵

観察仲間からマサキに産み付けられたミノウスバの卵があることを教えていただきました。

枝の先に枝をきれいに巻くようにして、成虫の毛で覆われた卵です。

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ミノウスバ卵(マサキ)

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サンゴジュハムシの産卵痕と卵(ガマズミの側芽)

 

晩秋に産卵し、卵越冬し、新芽が膨らむころ孵化するそうですが、いつ頃孵化するのでしょうか。楽しみ。

 

【 追記1】   2021年2月17日(水)

卵が孵化したとの情報(16日)で、見に行きました。
既に数日(?)たっているせいか、うじゃうじゃ感満載です。

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ミノウスバ(幼虫 おそらく孵化数日)(マサキ)

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ミノウスバ(幼虫 おそらく孵化数日)(マサキ)

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ミノウスバ(幼虫 おそらく孵化数日)(マサキ)

 

今日の公園 2021年2月17日(水)春のキノコ、ツバキキンカクチャワンタケ

「ツバキキンカクチャワンタケ」 長い名前ですが、漢字だと「椿菌核茶碗茸」。
キノコ屋さんはこれを見て、春だなぁ、と感じるそうです。この話を聞いたときには、キノコと春が結びつかず「は~???」でしたが、いつの間にか毎年、春に心待ちにしているキノコです。

今年は待ちきれず、無理やり探してしまいました。枯れ葉に埋もれていた2つをやっと見つけました。

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ツバキキンカクチャワンタケ

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ツバキキンカクチャワンタケ

二つ目はさらに小さく、お椀の直径が3mmくらい。

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これまでの写真を見てみると、例年は3月になってから撮っているので、今年は待ちきれなくて探してしまったということみたいです。

 【 追記 】   2021年2月21日(日)

昼過ぎには20℃を超える暖かい日に、公園の別の場所(バード・サンクチュアリ)の白い花のツバキ樹下にも見つけました。

2月に探したことがなかったので、今まで早くに出ているのを知らなかっただけかもしれないと思えてきました。